フランチャイズとは?~フランチャイズ事業を検討中の方へ~
2025/06/30
ビジネスの選択肢のひとつとして、フランチャイズという仕組みがあります。既存のブランドやビジネスモデルを活用し、比較的低リスクで事業を展開できる点が特徴です。しかし、その一方で、成功のためにはさまざまな条件や注意点も存在します。今回はフランチャイズの基本的な仕組みやメリット・デメリットについて解説します。
目次
フランチャイズとは何か?
フランチャイズとは、既存の成功したビジネスモデルやブランドを持つ企業(フランチャイザー)が、その運営方法や商標、ノウハウを加盟店(フランチャイジー)に許可し一定の条件のもとで事業を展開させる事業形態です。
フランチャイザー:フランチャイズ企業本部のことをいい、加盟店に対して商標やロゴといったブランドの使用権を与えるだけでなく、事業運営に必要な権利やノウハウを提供し、加盟店のサポートや指導を行うこともあります。
フランチャイジー:フランチャイザーから得た販売や経営ノウハウをもとに、事業を行う加盟店のことをいい、権利や経営ノウハウを受ける対価として、加盟する際に加盟料、その後は契約の内容に合わせたロイヤリティをフランチャイザーに支払います。
ロイヤリティーの支払い
フランチャイジーがフランチャイザーに支払うロイヤリティの支払い方式は様々です。契約前にはどのような支払い方式になるのか確認する必要があるでしょう。
以下は例となります。
◎粗利益配分方式・・・粗利益(売上高-仕入原価)に一定の割合を掛けた金額を支払う方式。利益が増えればロイヤリティも高くなる。コンビニ等で用いられる。
◎売上高比例方式・・・売上高に一定の割合を掛けた金額を支払う方式。売上歩合方式とも呼ばれている。売上が増えればロイヤリティも高くなる。外食チェーンや介護事業に用いられる。
◎定額方式・・・店舗の業績にかかわらず、毎月固定の金額を支払う方式。売上高が増えれば自社の利益も増加する。不動産業やクリーニング業などで用いられる。
他にも店舗面積や部屋数などの営業規模に応じた金額を支払う営業規模比例方式や、フランチャイザーから供給される商品などの価格にロイヤリティが含まれる商品供給代替方式などもあります。
フランチャイズのメリット
フランチャイズは独立・開業するだけでなく自営業だった方が事業の拡大を目指してフランチャイズに加盟する場合もあります。
◎販売や経営ノウハウを学べる
フランチャイズは販売や経営ノウハウなどのパッケージ化されて提供されるため、経営者自身は学べることがメリットとなります。また、既に確立された経営に基づくため起業のリスクが低いことも挙げられます。
◎本部のブランドイメージを利用して、早期の収益が見込める
開始と同時に知名度のあるブランドを掲げて事業を開始できることがメリットとして挙げられます。一から自身の店舗・商品を知ってもらうよりも有利に活動をスタートできます。
◎経営に集中できる
フランチャイズでは、フランチャイザーによる研修や、経営についての継続的なサポートが受けられます。そのため、経営者は自身の店舗経営に集中できることもメリットとなります。
フランチャイズのデメリット
フランチャイズには上記で述べてきたようにメリットもありますが、デメリットもあります。契約条件を事前に確認しておかないとトラブルや経営悪化につながることもあるかもしれません。フランチャイズ加盟を検討する際にはメリット・デメリットの両方を把握する必要があります。
◎ロイヤリティや加盟金などの初期投資の費用がかかる
フランチャイズに加盟するとロイヤリティの支払いがあるため、自分の利益が減少することはデメリットといえるでしょう。また、契約内容によっては最初に加盟金として初期費用がかかったりもします。検討する際には、いつどのような費用が発生するのか確認しておきましょう。
◎自由な経営ができない可能性がある
フランチャイズに加盟することで、フランチャイザーよりマニュアルに沿った経営が求められる場合もあり、自由な経営ができないこともあります。また、商品やサービス、人材教育などにルールが設けられ自身の判断での価格変更や、サービスの提供などが難しくなる場合もあります。
自分の理想とする経営とは異なるとしても、加盟店である以上は本部の方針に従わないと、契約違反となり罰則を受ける可能性もあるので注意が必要です。
◎ブランド価値に影響を受ける
フランチャイズのメリットとして挙げたブランド価値ですが、一方ではデメリットとなるケースもあります。例えば、本部のイメージダウンなどによってブランド価値が下がった場合、加盟店側に悪影響がでるリスクもあります。
フランチャイズの選択に際して
ここまでメリット・デメリットについて記載してきましたが、実際にフランチャイズの選択をする際のポイントを確認していきます。
◎売上高や利益の比較をしてみる
フランチャイズに加盟した場合としない場合で、売上高や利益にどういった違いが出るのか検討する必要があります。実際に数字として比較することで加盟後の動きや資金繰りなどの整理もでき、より正確な判断材料となるでしょう。
◎契約内容の再確認
契約内容によってはマニュアルに従った経営が義務付けられることや、中途解約時には違約金が発生することもあります。契約の内容はよく確認し、不明点や疑問点を残さないよう確認をする必要があります。
◎成功事例などの事例を調べる
契約の内容など本部から情報をもらうことも大事ですが、実際の成功事例やトラブル事例を調べてみましょう。既にフランチャイズで事業を行っている方からの話を聞くことで違った視点での注意点が見えるかもしれません。
まとめ
フランチャイズは、成功したビジネスモデルを活用して事業を展開したい人にとって魅力的な選択肢ですが、一方で一定の制約やコストも伴います。事前に十分な情報収集と検討を行うことが重要です。
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