【初学者向け】はじめての管理会計|概要と主要業務をわかりやすく解説
2025/11/25
管理会計は、会社の売上やコスト、利益などの数字を分析し、経営の判断を助けるための仕組みです。財務会計とは異なり、社内の意思決定に特化しています。本記事では、初学者でも理解しやすいように、管理会計の概要と主要な業務をわかりやすく紹介します。
目次
管理会計とは?
管理会計とは、経営者の意思決定を支援するための会計です。そのため、管理会計の情報は社長や役員、管理者といった経営者に報告されます。
管理会計を行うかどうかは企業が任意で決めることができます。また、法律などで決まられたルールはなく、各企業の実態に合わせて作成することができます。
決められたルールや定義がない管理会計ですが、代表的な業務を「3管理会計の主な業務」で紹介します。
財務会計との違い
財務会計は、投資家や債権者などの利害関係者(ステークホルダー)に企業の財務状況を開示するための会計です。管理会計とは、目的や報告先が全く違うといえます。
その他にも、財務会計は、会社法や金融商品取引法などの法律によって実施を義務づけられている点や、書類の形式も決っている点が、管理会計とは違う点だといえます。
これらの相違点をまとめると以下の表になります。
| 財務会計 | 管理会計 | |
| 目的 |
外部への報告 企業の財務状況を開示する |
内部への報告 経営者の意思決定を支援する |
|
報告先 |
利害関係者 |
経営者 |
|
実施 |
義務 |
任意 |
|
書類の形式 |
法に基づく形式 |
任意の形式 |
管理会計の主な業務
・予算管理
予算管理は、目標にあわせて予算計画を立て、作成した予算計画と実績と比較し、状況に応じて目標や予算計画を改善・修正する業務です。定期的に予算管理を行うことで、企業の成長を促すことができます。
・原価管理
原価管理は、製品やサービスの提供にかかる原価を把握、分析し、コストの削減や維持を行う業務です。コストを削減することで、利益率を高め、利益の最大化を図ることができます。
・経営分析
経営分析は、財務指標を用いて、収益性、安全性、生産性、成長性などを確認する業務です。財務指標は多数存在しますが、業界や企業の実態に合わせた指標、数値を用いて分析、比較することで、経営課題を可視化し、改善施策や経営判断に繋げることができます。
資金繰り管理
資金繰り管理は、企業の現預金の流れを管理し、資金を確保する業務です。資金繰り管理ができていないと、帳簿上は売上が出ているにもかかわらず、売掛金が回収できておらず、資金がなくなり、倒産してしまう黒字倒産の可能性もあります。企業は、手元の資金がなくならないように、売上の入金、仕入れや給料、税金の支払いなどの資金繰りを管理する必要があります。
管理会計導入のメリット・デメリット
・メリット
①経営状態を可視化できる
②意思決定が速く正確になる
③収益改善につながる
④PDCAサイクルを回すことができる
⑤数字を基に今後の経営について議論することができる
・デメリット
①導入・運用の手間がかかる
②入力ミスや分析ミスなどにより経営混乱を招く恐れがある
デメリットを補う方法として、目的を絞り、まずは予算管理のみを行うなど、段階的に導入することで、導入・運用の手間を省くことができます。また、会計ソフトの導入により自動入力、集計を行うことで、入力ミス等も減らすことができます。
まとめ
本記事では、管理会計の概要と主要業務について解説しました。管理会計は、数字に基づいた経営判断を支援し、企業の成長や効率的な運営に直結する重要な仕組みです。導入にあたっては段階的に業務を整え、必要に応じてツールを活用することで、精度と効率を高めることが可能です。経営判断の質向上に向け、ぜひ日々の業務に取り入れてみてください。
参照:「管理会計」とは?経理担当者が知っておきたい基礎知識とスマートに導入する方法
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