外注費

皆さんこんにちは。

今回は外注費が給与とみなされ、人件費となってしまう場合があるので説明していきます。

まず、外注費と人件費の違いについてですが、外注費が課税仕入れであるのに対して人件費は不課税です。更に外注は雇用契約を結んでいるわけではないため、源泉所得税の徴収等も行う必要がありません。このように外注費とすることで消費税・給与計算の負担を減らすことが出来ます。ただし、上記で述べたように税務調査の際、外注費が給与とみなされてしまう場合があります。確認項目は下記の通りです。

•  請負契約を結んでいるか
•  他の人でも業務を代替できるか
•  業務の進行や手順について依頼者から指定されていないか
•  納品をもって、報酬の支払いを受けているか
•  道具や材料を自分で用意しているか

これらに該当しているか否かが主な判断基準となってきます。

過去の裁判では実際に外注費として認められず、給与として扱われた判例もあるため、外注費と人件費のどちらになるのか注意が必要となります。

今回は外注費と人件費について書かせていただきました。

ご高覧ありがとうございました。