セルフメディケーション

こんにちは！

 

皆さんはドラッグストアで薬を買った時のレシートを保存していますか？

薬を買った時の金額が、もしかしたらセルフメディケーション税制に適用できるかもしれません！

 

・セルフメディケーション税制とは

セルフメディケーションは医療費控除の特例として2017年から始まりました。

対象となる特定の成分を含んだOTC医薬品の年間購入額が合計1万2千円を超えた場合に適用されます。

2022年1月には対象となる医薬品が追加されており、医療費控除よりもハードルが低い

ので、ぜひ活用してみてください。

 

・OTC医薬品って？

薬局などで処方箋が無くても購入でき、医療用医薬品から転用された89成分^※を含む

要指導医薬品及び一般用医薬品のことです。

皆さんの聞いたことのある成分としては、イブプロフェンやロキソプロフェンなどが

挙げられると思います。

^{※2021年6月23日時点}

 

・対象のOTC医薬品ってどうやって見分ければいいの？

製造メーカーにて、対象となるOTC医薬品のパッケージに識別マークが印刷もしくはシールにて貼付しています。また、対象製品を販売する際はレシート(領収書)に当該製品がセルフメディケーション税制対象である旨を明記することが必須となっています。

 

・セルフメディケーション税制でどれくらい節税できる？

所得税の課税対象額が減額され、翌年度の住民税負担が減るという点で節税することができます。セルフメディケーション税制は1万2千円を超えた額がそのまま戻ってくるわけではないので注意が必要です。

 

対象品購入額が5万円、所得税率が20％、住民税率が10％の人を例にして計算してみますと以下のようになります。

 

　　(50,000 － 12,000) × 所得税率20％ ＝ 7,600円 (確定申告後所得税還付金額)

　　(50,000 － 12,000) × 住民税率10％ ＝ 3,800円 (住民税減額分)

　　7,600 + 3,800 ＝ 11,400円

　

よって11,400円の節税ができるということになります。

 

しかし、セルフメディケーション税制は医療費控除との併用は出来ないので、こちらも注意が必要です。

 

いかがでしたか？

よく買っているあの薬が、もしかしたらOTC医薬品かもしれません。

ドラッグストアで薬を買う際には、すこしパッケージを見てみてくださいね。