一般社団法人とは？ 概要からメリットデメリットまでわかりやすく解説！

　一般社団法人は、その設立が比較的簡易であり、非営利性を基盤とした活動が可能です。この記事では、一般社団法人の基本的な特徴と、株式会社やNPO法人との違いについて説明します。また、どのような業種や活動が適しているかについても紹介していきます。

　一般社団法人とは、「一般社団法人及び一般社団法人に関する法律」に基づいて設立された法人のことを指し、設立の登記を行うことにより誰にでも設立が可能です。

 

　一般社団法人は、「非営利型の一般社団法人」と「非営利型以外の一般社団法人」の2種類に分けることができます。

　

　そもそもの「営利」「非営利」という言葉の意味ですが、利益の出る事業を行うか否かということではありません。営利法人も非営利法人も収益事業を営むことはできます。

 

　売上から費用を差し引いて得た利益を出資者（株主）へ配当という形で分配します。この仕組みのことを　　　「営利」といいます。

 

売上から費用を差し引いて得た利益を出資者へ分配せず、翌期の運転資金として繰り越します。この仕組みを「非営利」といいます。

・芸術・地域振興関連事業

　芸術の振興や教育、地域振興、発展等を目的とした事業です。

 

・観光業

　宿泊サービスや物販などではなく観光振興や観光名所の知名度の向上を図るような、対消費者ではない事業です。

 

・障害福祉・介護福祉事業その他医療系の団体

　社会貢献度が高い事業内容で、金銭的な負担が困難な障害者、高齢者などに貢献する事業です。

 

・医療学会

　医療学会は医療機関とは異なり、国の医療を発展させるための研究や発表が行われるものです。

 

・資格認定ビジネス

　証書などに法人名が書かれていますが、一般社団法人が多いかと思います。

株式会社→㈱となるように一般社団法人にも略し方があります。

　意外と気になる方もいらっしゃるかと思いますので各法人の略し方を紹介します。

・株式会社　　（株）　　（カ）　　　　・有限会社　　　（有）　　（ユ）

・合同会社　　（同）　　（ド）　　　　・特定非営利活動法人　（特非）　（トクヒ）

・弁護士法人　（弁）　（ベン）　　　　・司法書　　　　（司）　　（シホウ）

・行政書士法人（行）　（ギヨ）　 　　・税理士法人　　（税）　（ゼイ）

・一般財団法人（一財）（ザイ）　　　・公益財団法人（公財）　（ザイ）

・一般社団法人（一社）（シャ）　　　・公益社団法人（公社）　（シャ）

・宗教法人　　（宗）　（シユウ）　　　・医療法人　　　（医）　　（イ）

　このほかにもいくつかありますのでご参考までにご活用ください。

　今回は一般社団法人の概要からメリットやデメリットについて解説しました。一般社団法人は他の法人よりも設立費用が安かったり、幅広い事業活動が可能となったりします。

　お困りごとがございましたら掛川総合会計事務所のスタッフが専門的な立場からアドバイスさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

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