定額減税とは?その背景と効果を解説
2024/09/20
定額減税とは?その背景と効果を解説
2024年6月より、定額減税がスタートしていることは皆さんご存じかと思います。
定額減税とは、政府がデフレ脱却のための政策として導入した制度であり、賃金の伸び率が物価高に追いついていない状況を緩和する目的で実施されています。
定額減税の目的と背景
経済が停滞している時期は、消費や投資の低迷が見られるため、政府はこれを打破すべく家計の可処分所得を増やすことで消費等を促進する狙いがあり、大手企業の賃金アップがニュースなどで報じられるタイミングと併せて、デフレからの完全脱却のための一時的な措置として、定額減税が実施される運びとなりました。
定額減税のメリットとデメリット
メリット
税負担が軽減され、家計の可処分所得が増加することです。これにより政府の目的である、消費の促進についても活性化される可能性があります。更に今回は「定額」減税であるため高所得者に比べ所得が少ないほど減税効果は高くなります。
デメリット
事務負担の増加が挙げられます。所得税や住民税はサラリーマンであれば、給与から徴収されたものを企業が代わりに納めています。そのため今回の定額減税でも、従業員の源泉徴収額から減税分を控除する処理は、経理担当者が行うこととなり、担当者にとっては大きな負担と言えるでしょう。
今回は以上です。
ありがとうございました。
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