非課税と不課税
2023/08/16
皆さんこんにちは。
今回は非課税と不課税の違いについて説明していきます。
まず、非課税取引とは国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡等であっても、課税対象になじまないものや社会政策的配慮から消費税を課税しない取引のことを指します。実務上では、土地や有価証券、商品券などの譲渡、預貯金や貸付金の利子、社会保険医療などの取引がこれに当たります。
一方、不課税取引について、消費税の課税の対象は、国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡等と輸入取引であり、これらに当たらない取引のことを指します。
実務上では、国外取引、対価を得て行うことに当たらない寄附や単なる贈与、出資に対する配当などがこれに当たります。
上記を踏まえた上で、非課税取引と不課税取引の違いですが、消費税が課税されないというところは同じですが、課税売上割合の計算においてその取扱いが異なります。
課税売上割合は分母を総売上高、分子を課税売上高としたときの割合で、非課税取引は、原則として分母のみに算入しますが、これに対して不課税取引は、そもそも消費税の適用の対象にならない取引であるため、分母にも分子にも算入されないことが違いとなります。
今回は非課税と不課税の違いについて説明させていただきました。
ご高覧ありがとうございました。
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