インボイス検索が登録番号からしか出来ない訳とは

今回は、インボイス検索がなぜ登録番号からしかできないのかを説明していきたいと思います。

まず初めに、皆さんは「国税庁法人番号公表サイト」というものをご存じでしょうか？

このサイトでは、法人番号の指定を受けた法人の商号や名称、本店又は主たる事務所の所在地、法人番号など、様々な要素から法人の絞り込みをかけることができます。

一方で「国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト」では登録を受け、交付された登録番号のみ検索することが出来るため、絞り込みをかけるということはなく、登録番号が正規のものか確かめるというような使い方となります。

ではなぜ、氏名や屋号といった情報から検索が出来ないのでしょうか。

理由としては、氏名や屋号からでは検索をかけた際、複数該当した場合に特定できない恐れがあるため、とのことでした。

しかし実務上は通常、氏名や屋号が領収書や請求書に記載されていて、かつ登録番号がない場合は往々にしてあるものの、登録番号しか分からず氏名や屋号を知りたい場合はかなりのレアケースといえます。

更に個人事業主の方も登録番号を取得していることから、個人情報保護の観点により法人番号検索サイトほどの柔軟性を持たせることは困難なのかもしれませんね。

今回は以上です。

ご精読ありがとうございました。