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こどもNISAとは?2027年から始まる子ども向けNISAの仕組みを解説

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こどもNISAとは?
2027年から始まる子ども向けNISAの
仕組みを解説

こどもNISAとは?2027年から始まる子ども向けNISAの仕組みを解説

2026/09/24

子どもの将来の教育費や生活資金を準備する方法として、預貯金だけでなく投資を活用した資産形成に関心を持つ方が増えています。

こうした中、令和8年度税制改正により、NISAのつみたて投資枠の対象年齢が大幅に拡大されることになりました。

2027年(令和9年)からは、0歳から17歳までの子どももNISAを利用できるようになります。

いわゆる「こどもNISA」と呼ばれる制度ですが、具体的にはどのような仕組みなのでしょうか。

今回は、こどもNISAの概要や非課税投資枠、利用する際の注意点について解説します。

目次

    こどもNISAとは?

    こどもNISAとは、2027年1月1日から始まる、未成年者向けのNISA制度です。

    これまでNISAは原則として18歳以上が対象でしたが、税制改正によってつみたて投資枠の対象年齢が0歳から利用できるようになります。

    0歳から17歳までの子どもが利用でき、子どもの将来の教育費や成人後のライフイベントに必要な資金などを、長期的に準備することが制度の目的とされています。

    なお、以前にも未成年者を対象とした「ジュニアNISA」がありましたが、ジュニアNISAは2023年で新規投資が終了しています。

    今回のこどもNISAは、ジュニアNISAの再開ではなく、新しい仕組みとして設けられる制度です。

    こどもNISAの投資上限はいくら?

    こどもNISAでは、年間60万円まで投資できます。

    また、非課税で保有できる金額の上限は600万円です。

    つまり、毎年60万円を上限として積立投資を行い、最大600万円までを非課税で保有できる仕組みです。

    通常、株式や投資信託などの運用によって得られた売却益や配当などには税金がかかります。しかし、NISA口座で保有する一定の金融商品については、運用によって得られた利益が非課税となります。

    そのため、長期間にわたって資産形成を行う場合には、税制上のメリットを受けられる可能性があります。

    どのような商品に投資できる?

    こどもNISAで利用できるのは、つみたて投資枠の対象となる一定の投資信託などです。

    対象となる商品は、長期・積立・分散投資に適したものに限定されています。

    そのため、一般のNISAにある「成長投資枠」のように、上場株式などを自由に購入できる制度ではありません。

    子どもの資産形成という制度の性格を考慮し、比較的長期的な運用を前提とした商品が対象となっています。

    こどもNISAは誰が管理する?

    小さな子どもが自分で投資判断をすることはできません。

    そのため、実際の口座管理や投資については、親権者などが関与することになります。

    ただし、子どもの年齢が12歳以降になると、資産の払い出しについて子どもの同意が必要となる仕組みが設けられています。

    これは、子どもの資産を親が自由に処分することを防ぎ、子ども名義の資産として適切に管理するための措置といえるでしょう。

    こどもNISAのメリット

    こどもNISAの大きなメリットは、子どものための資産形成を長期間にわたって行えることです。

    例えば、0歳から毎月一定額を積み立てる場合、大学進学などの時期までに長期間運用できます。

    また、運用によって得られた利益が非課税になるため、長期投資による複利効果を活用しやすい点もメリットです。

    さらに、子ども自身の口座で資産形成を行うことで、将来的な金融教育につなげることも期待できます。

    こどもNISAの注意点

    こどもNISAは、必ず利益が出ることを保証する制度ではありません。

    投資信託などの金融商品は、価格が変動するため、運用状況によっては元本を下回る可能性があります。

    特に、教育費など「必ず必要になる時期と金額が決まっている資金」をすべて投資に回すことは避けたほうがよいでしょう。

    また、NISAでは投資による利益が非課税になる一方、NISA口座で発生した損失を他の課税口座の利益と相殺する「損益通算」はできません。

    制度のメリットだけを見るのではなく、家計の状況や投資期間、必要となる教育費などを考慮して利用することが重要です。

    18歳になったらどうなる?

    こどもNISAは0歳から17歳までが対象です。

    子どもが18歳になると、成人向けのNISA制度へ移行する仕組みとなっています。

    成人後は、つみたて投資枠に加えて成長投資枠も利用できるようになるため、投資できる商品の選択肢や利用できる投資枠が広がります。

    このように、子どもの年齢に応じて制度が変わる点についても、事前に確認しておくことが大切です。

    まとめ

    2027年から始まるこどもNISAは、0歳から17歳までの子どもを対象として、将来の資産形成を支援するための制度です。

    年間投資枠は60万円、非課税保有限度額は600万円となっており、長期的な積立投資によって子どもの将来に向けた資産を準備できます。

    一方で、投資には元本割れのリスクがあるため、教育費や生活費など、必要な時期が決まっている資金については預貯金などと組み合わせて準備することが重要です。

    また、こどもNISAは税制上のメリットがある制度ですが、利用すること自体が節税を保証するものではありません。家庭の資産状況や教育資金の必要額などを踏まえて、無理のない範囲で活用しましょう。

    子どもの将来に向けた資産形成を検討している方は、こどもNISAだけでなく、預貯金や学資保険など、それぞれの特徴を比較したうえで、自分の家庭に合った方法を選ぶことが大切です。

    監修 石川勝也税理士

    東海税理士会掛川支部所属/税理士登録2004年(平成16年)/税理士登録番号 99199/大学卒業後、会計事務所に入社し税理士を目指す。/税理士試験合格科目:簿記論、財務諸表論、法人税、消費税、相続税/2005年独立開業/2009年税理士法人掛川総合会計事務所を設立/2023年代表社員に就任。 

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